【人事考課面談研修】目標設定の大切さと雰囲気づくりを学ぶ
こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です
新年度に向けて、人事考課の面談方法についてのお問い合わせをいただく時期になりました。
時々「人事評価の用紙を渡すだけ」「正直、年間を通しての個人の目標設定は決められているから書くだけ」などという声も耳にしますが、それは非常にもったいないことです。
今回の研修の中では
・人事考課面談のポイントと、目標管理について
・目標管理を行うための普段からの関りについて
をベースに研修を行いました。ご参加いただいたのは、管理職のみなさま約30名です。
目標を立てるメリットは?
組織においては、「この1年自分が取り組む目標」を明確にすることを取り入れている組織は非常に多いことでしょう。しかしそれは「上辺だけ」になっていませんか?
会社が決めたから、言われているから・・・ではなく、目標設定をすることで「考える部下」「考えるチーム」に大きく一歩近づくと私は思っています。
目標を立てることのメリットはたくさんあります。
・メンバーのモチベーションが上がる。
・目標に向けた現状を確認できる。それにより周囲からのアドバイスも受けやすい
・目標から外れた時に上司も指導が明確に出来る
・目標に近づいた時は、承認することができ、モチベーションが上がる
・・・など、それ以外にもたくさん。

例えば「チーム全員5時までに仕事を終える」という目標が決まっていれば、本人もタイムマネジメントを意識することでしょう。チームとしてもお互いを助け合う流れが出来ます。もし一人違った行動をしている部下がいれば、上司も目標達成のために指導が出来るのです。
逆に、目標がなければ、何に対して働いているのかわからなくなります。部下の行動に対しても上司は注意をしにくくなります。たとえ注意をしたとしても、目標がないため理由付けも不明確となり、「Aさん、今はその業務ではなく○○の業務をしよう」と注意もしたとしても部下は「なぜ○○の業務の方を優先するのか」と思い、理由がわからないまま「なんか注意された」とモヤモヤしてしまう・・・。
だからこそ、目標を立てること、その目標を活かした面談方法を習得することは、大きなメリットがあるのです。
面談を成功させるには普段からの関わりも大切
研修の中では、面談を成功させるために普段からの関りの大切さもお伝えしました。
みなさまもご経験があるかもしれませんが、「普段から自分のことを見ていない人に、面談の時だけ指導されても納得感は下がる」からです。
普段からお互いにコミュニケーションをとっているからこそ、部下は「この人になら相談できる。この人からの指導は(普段から見てくれているから)納得がいく」と思えるし、上司の目線から考えても、普段からコミュニケーションをとっているからこそ、小さな変化にも気付きやすく、それを相手に伝えることが出来るのです。
研修の中ではワークを通して、普段の自分の関りを振り返ったり、上司として部下のモチベーションを上げるポイントを学んだり、指導方法を実践しました。

研修の内容は「今から実践できる」内容を中心に組み立てています。最初は「難しい」と思ったとしても、まずは出来ることから取り組んでいただけると私も嬉しく思います。
寒い1日でしたが、みなさまが真剣にワークに取り組む姿に心が温かくなった、そんな日になりました。
オフィス・カラーは、全国どこへでも研修に伺います。オンラインでの研修も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせをお待ちしています。