ビジネス用語が100%正しいわけじゃない。
こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です
プロフィールにも綴っていますが、私は一人で研修をして、打ち合わせも行っているため、目指しているのは「小回りと気配りが利く講師」です。おかげで、お客さまは「毎年〇回」「季節ごとの研修で」など、リピートしてくだるお客さまが多くいらっしゃいます。とてもありがたく嬉しいことです。
そんな中、毎年ご依頼くださるお客さまから今年は連絡がありませんでした。昨年は「コロナウイルスの影響で少し時期をずらしたい」と連絡があったので、コロナが原因とも思えません。
必ず依頼があるという確約があるわけではないからこそ、何年も継続して連絡いただいているお客さまからの連絡がない時は、私自身とても考えます。
「私の研修がよくなかったのだろうか」
「ズバズバ言っているから実は意にそぐわなかったのか・・・」
相手に聞かなければ答えは出ないと分かっているけれど、やはり考えずにはいられません。ここ3週間ほど、一人でモヤモヤしていたのですが、先日お客さまから連絡がありました。
ビジネス用語が100%正しいわけではない
お客さまからの第一声は「すみません、連絡するのを忘れていて・・・」でした。
ビジネス用語としては「忘れていた」という言葉よりは「今年は開催時期がまだ決まっておらず・・・」など多少の嘘も方便かもしれません。だけど「忘れていた」と正直に話してくださった言葉に私は正直ホッとしました。「私のことを信頼してくださっているんだなぁ」と逆に嬉しくなったのです。
多くのビジネス書には「この言葉が良い」「このような言い換えがビジネスに相応しい」など、たくさん書かれてあります。だけど、ビジネス用語が100%正しいわけではありません。きっと忘れていた事を隠されて嘘の言い訳をされたなら、私は「去年は連絡をくれたじゃないの。」と言葉に出さずとも相手に疑問を感じたことでしょう。信頼関係は様々。だからこそ答えは一つではありません。その時々に合わせた対応が大切だと改めて感じました。
今年もコロナウイルスに振り回される5月です。だけど、今年も「今の自分に出来ることを精一杯」すすめたいと思った日です。