【心理的安全性】本当の「良い関係」を築くために

こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です

愛媛県松山市内の医療従事者のみなさまに向けて「心理的安全な職場づくり」をテーマにした研修を行いました。対面、そして遠方の事務所のみなさまはオンラインでお繋ぎしてのハイブリッド研修です。

心理的安全性の研修の際には私は受講者のみなさまに問いかけをします。それは「自分の働くチームは意見が言いやすいか?」という問いかけです。あなたならどのように答えますか?

多くの職場において私はこの問いかけを行いますが、返ってくる言葉は「言いやすいかなぁ・・仲良いし」というものが多いです。しかし、実際に「仲が良い」ことが「意見が言いやすい」に繋がるかというと、決してそうとも限りません。

関係性が上手くいっていないと意見が言いにくい、というのは想像しやすいと思います、しかし、仲が良いのもまた要注意です。仲が良いと逆に「この関係を壊してしまうかもしれないから、合わせよう」「良い関係が出来ているし、まぁいいか」と「今の程よい関係性を壊したくない」が妥協に繋がり、建設的な意見が出てこない可能性があります。
その結果、昔からの風習に意見があっても言えない、声の大きい人の意見が通ってしまう、というように、将来的には成長を妨げてしまったり、ハラスメントに繋がる可能性が出てくるのです。

心理的安全な職場はお互いを思いやることに繋がります

本当に心理的安全な職場とは
・反対の意見があるとき「私は○○だと思う」と言える職場
・知らないことを「知りません」と言える職場
・わからないことを「わかりません」と言える職場

です。そしてそのためには私たちも意識することが大切。普段からの、心理的安全性を意識した声掛けや行動が必要になってきます。その声かけや行動のポイントも一緒にワークを通して考え、学びました。

研修後、帰り際に受講生のみなさまから「心に沁みました」「やってみます」との声を多くいただきとても嬉しく思いました。研修を通し、心理的安全な職場について理解を深め、自分たちの関わり方を見直すことにたいして、大きな気付きがあったようです。自分の働く職場を良くするためには、まずは自分から!
改めて私自身もその言葉の意味を実感した1日です。

みなさまの職場も「うちのチームは仲が良い」という言葉が出てきたら、それは心理的安全性について今一度考えるタイミングかもしれません。

研修後、職場のキャラクター
「かんごちゃん」と共に

オフィス・カラーは、全国どこへでも研修に伺います。オンラインでの研修も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせをお待ちしています。