【ひめボスメンター制度】「今」を認める大切さ
こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です
4年前から継続してコーディネーターとして関わっている愛媛県の事業「ひめボスメンター制度」。この制度は愛媛県内をひとつの組織として捉え、県内で活躍するメンターが、応募のあった企業のメンティを訪問しメンタリングを行う制度です。
私は3社をご担当させていただいたのですが、今回が最後の担当先での話し合いでした。
コーディネーターである私は普段はサポートに徹します。そしてメンティとメンターのメンタリングの初回と最終回に登場する・・・という役割です。
さて、今回の最終回は、美味しいティラミスをいただきながら、メンティ・メンター・メンティ上司・そして私の4人で、この制度で得たものを一緒に振り返る時間でした。
私は正直、数か月間のメンタリングによってメンティーが「すごく良かった。考え方がだいぶ変わった!」という言葉を期待していたのです。
「変化」がすべて良いわけではない
しかし、実際にメンティの口から出たのは「何年も同じ場所で働いてきて、仕事内容もそこまで変化がなく、それが不安で。変わらない私はそれで良いのかとモヤモヤとしていたけれど、変わらなくても良いんだと思えた。」という言葉だったのです。
これは私にとって非常に衝撃的でした。私には無意識のうちに「変化が良い」というアンコンシャスバイアスがあったのです。
良い方向に変わることは素晴らしいこと。けれど、今のままでいいんだと自分を認めることが何よりも素晴らしい、と、それは当たり前のことなのに。
何も変化していないというメンティですが、同じ仕事をする中で、その一つの仕事に向き合う姿勢や方法、責任感は見えなくとも大きく変化・成長を遂げているはず。その見えない変化や「変わらないこと」の大切さを、メンタリングを通して気付いたことに、私もとても感動し嬉しくなりました。
周囲との関わりは大きな財産
普段1人で仕事をしている私にとって、事業に参画し活動することは、何名もの他者と予定を合わせて行動しなければならず、忙しい時期は少しもどかしく感じることもあります。
でもやはり、普段は関わることのできない方々と考えを共有したり、話を聞いたりすることは何事にも代えがたい大きな財産。
私の想いや考え方も誰かにとって気付きのひとつになっていただけると嬉しいです。これからもお互いに成長できるメンタリングを、思い切りサポートしていきたいと感じた出来事でした。
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