【接遇研修】親しみを表すためのタメ口はNG

こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です

愛媛県内の介護職員のみなさまに、接遇研修、と題してマナーコミュニケーション研修を行いました。
8月の暑さ真っ只中ではありましたが、約50名のみなさまが県内各地から施設を代表して集まってくださり、実践を伴いながら研修を行いました。

今回のメインテーマは「接遇」ですが、企画してくださったみなさまと話し合い、サブテーマは「自分の職場は自分で良くする」としてカリキュラムを組みました。

・どうせ私一人しなくてもいいだろう
・昔から決まっているし
・○○さんに受講してほしいのに肝心な時に研修に出てくれない
などと、人は周囲に対して「出来ない理由」を求めてしまいがちです。しかしどのような環境の中でも「自分はどのようにマナー力を上げていくか?」を考え行動することが求められます。
研修の中では、
・挨拶
・笑顔
・身だしなみ
・言葉遣い

など、基本の実践と併せてなぜそれが必要なのかも、具体的な事例と共にお伝えしました。

中でも「言葉遣い」は(常にですが)私ははっきりお伝えしていることがあります。それは「どんなに親しくても【ですます】をつけた会話を心がけること」です。

時折、介護に携わるみなさんの中には「ご利用者様に親しみを込めて、敬語をあえて省略しているんです」とおっしゃる方もいらっしゃいますが【ですます】を省略すると親しみは込められないのでしょうか。そんなことはないはずです。
ですますで示し、挨拶・笑顔・身だしなみで親しみを込めるとよいだけ。
あなたは親しみのつもりでも、周囲から見ると「馴れ馴れしい」と捉えられかねません


研修の後、受講者のみなさまが何人も講師席まで訪れてくださり「今まではこれで良いと思っていたけれど、改善できるようにまずは自分から、働きかけます!」とか「言葉もついついお友達言葉になっていたけれど、研修を機にデスマスで統一します」などと宣言してくださる姿が印象的でした。
「出来ない」と決めずに、まずは一歩踏み出してほしいと思います。その一歩が働く職場をさらに働きやすいものにしてくれるはずです。

暑い暑い1日でしたが、心はなんだか爽やかになった、そんな1日となりました。

オフィス・カラーは、全国どこへでも研修に伺います。オンラインでの研修も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせをお待ちしています。