アンコンシャスバイアス 認定トレーナになりました
こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です
7月から取り組んでいた新しい勉強「アンコンシャスバイアス」。課題に合格し、無事に「認定トレーナー」の資格を取得することが出来ました。今までも様々な勉強を行ってきましたが、比にならないほど課題が多く・・・途中でくじけそうになりながら取り組んだのですが、だからこそ、しっかり学びを深めることができたように思います。
なぜ「アンコンシャスバイアス」が必要と思ったのか
研修講師になって14年。オフィス・カラーとして踏み出してからもうすぐ9年が経ちます。最近では、管理職向けの研修や、ワークライフバランスや働き方改革など、現代の様々な問題にも向き合うようになってきました。
そんな中、研修を行うと、毎回といっていいほど耳にする感想があるのです。それは「うちの会社は無理」「上司が変わってくれないと私たちがどんなに頑張っても、難しい・・・」などという感想です。とてもよくわかります。私も、組織に属していた頃、うまくいかない時は「上が変わらないと結局無理だ」と思っていましたから。
しかし・・・本当に無理なのでしょうか。本当に、上司だけの責任なのでしょうか。
受講してくださった声に対して「どうしたらよいのだろう」と考えたときに出会ったのが「アンコンシャスバイアス」でした。
アンコンシャスバイアスがもたらすもの
ブログの中でも何度か綴ったことがある、アンコンシャスバイアス(略してアンコン)。これは「無意識の思い込み」のこと。誰にでもあるし、決して悪いものではありません。悪いことではないけれど、自分にどのようなアンコンが潜んでいるかを知ることは大切です。
◆「管理職は男性」という決めつけがあったなら・・・
訪問した会社で担当が女性の管理職であった際「へぇ、女性の管理職珍しいですね」なんて言葉が出てしまい、相手を嫌な気持ちにさせてしまったり。
◆「最近の若者は消極的」と思い込んでいると・・・
「若者は会議では発言しないし、最初からメンバーから外しておこう」という流れになり、せっかくの良い意見をもらえるかも知れないチャンスを逃してしまいます。ダイバーシティ(多様性)と言われる時代に逆効果です。
日頃の人間関係の中でも、自分の思い込みによって相手の挑戦を妨げたり、風通しが悪くなったりする恐れも出てくるかもしれません。
自分にどのような「アンコン」が潜んでいるか知ることで、解釈を広げ、ダイバーシティ&インクルージョンにも対応できる組織作りに繋がりますし、目の前の出来事をまた違った目線から見ることができるようになります。
合言葉は「これってアンコン?」「絶対無理なの?」
私自身、いろいろなことをやってみる前から「無理かも」「難しいかも」と決めつけて、一歩踏み出すのに躊躇してしまったり、前例にとらわれすぎて新しい発想が浮かばないことがあります。だけど、アンコンを学んでからは意識して「それは本当に無理?絶対無理?どうして?」と自分に問いかけてみることにしています。
すると「前にも同じようなことで無理だったから」「初めての案件だから」など、過去の出来事などに囚われすぎていることがわかりました。まさにこれが「私のアンコン」です。
合言葉は「これってアンコン?」
まずは自分で自分の「無意識」つまり「アンコン」に気づくことが大切。気づくことで、今の自分に出来ることも見つかりやすくなるかもしれません。
まだまだひよっこですが、今後は今の研修メニューに加えながら、受講生のみなさまに「楽しみながら気付いてステップアップ」していただけるよう、これからどんどんアレンジしていきたいと思います。