アンガーマネジメントで上手に伝えるキッカケを作る
こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です
みなさんは、イラッ&モヤッとすることはありますか?
アンガーマネジメントを伝えていると「アンガーマネジメントって怒らないようになれるの?」「イライラしない人になれる?」とよく問われますが「怒っても良い」んです。そもそも怒りは自然な感情表現のひとつ。私も、よくイラッ&モヤッとします。でも、私がどういう時に腹が立つかというと・・・それは「バカにされた」と感じた時。
私のイラッ&モヤッは「バカにされた」と感じた時!!
「研修講師で食べていけるの?」
「研修なんて結局役に立たないよね」
最近は私も貫禄が出てきたのか(見た目が怖くなったのか??)・・言われることが少なくなりましたが、以前はよく言われました。悪意はないとわかっていても、何気なく言っていると頭では理解できても。この言葉を投げかけられる度に「バカにされた」と私の心は悔しい気持ちでいっぱいでした。悔しい、というよりも、悲しいという気持ちのほうが大きいかもしれません。自分自身が見下されたように感じて。
今でも、バカにされると思ったら、顔にこそ出しませんが私の心の中は悔しさと悲しさでいっぱいになります。私が今まで取り組んできたことを否定された気持ちになり、さらに私自身が否定されたと思うのです。
ただ、アンガーマネジメントを学んで私自身が「変われたな」と感じることがあります。それは「自分が決める」という選択が出来るようになったことです。
「言ったら後悔?」「言わなかったら後悔?」
腹が立った時、すぐに言い返してしまったり、逆に言えなくてモヤモヤしてしまったり。その両方の方もいらっしゃるでしょう。私は普段、どうでも良いことに関してはたくさん言えますが、肝心なことは言えませんでした。「嫌われたらどうしよう」「これを言ったら仕事がなくなるかもしれない」そう思うと怖いし、何よりも私がその「怒り」を口に出すことで人間関係が崩れることが怖かったのです。
今でももちろん怖いけれど、アンガーマネジメントを学んでからの私は、腹が立った時に心の中に三重丸を思い浮かべるようになりました。思考のコントロールです。そして「言ったら後悔する?」「言わなかったら後悔する?」と自分に問いかけます。これを続けていると、私は腹が立っても大抵のことは「言ったら後悔する」に分類出来ることが分かりました。なのでもしここで「言ったら後悔する」に分類した時は、もうそこでイラッ&モヤッはストップします!だって、言えなかった、じゃなくて、自分で言わないと決めたのだから。
気持ちは上手に伝えることが大切
だけど、どうしても悔しさが消えない時には「言わなかったら後悔する」に分類します。そして冷静に笑顔で相手に伝えます。(真顔だとイヤミになるから要注意!!)
「おかげさまで、お客様には大切にしていただいています。」
「研修が役に立たないって、私も昔は思っていたこともあったけれど、意外と社内全体で受けていただくと効果もあるんですよ。」
心の中では「あなたに関係ないでしょ」「あなたのその言い方自体がマナーがなっていないわっ」と言いたい自分もいるけれど、それを言っても何も解決しません。関係は悪化するだけです。
自分の最終目的は何?
アンガーマネジメントに関わらず、何か起こった時、嫌な気持ちになった時はぜひ「最終目的は何?」と考えてほしいのです。
私の最終目的は「お客さまに良い研修をご提供すること」。決して「相手に言い返す」「相手を言い負かす」ことではありません。だから、どうしても「伝えたい」ことは伝わるように伝える。これも訓練。イライラしたまま伝えたら、伝わるものも上手に伝わらなくなります。
この先も・・・
①冷静になって
②心に3重マルを思い浮かべて
③言わなかったら後悔する時には勇気を出して冷静に伝える。
・・・というステップを踏みながら、私自身も伝え方を磨き続けたいと思っています。
最後に少し宣伝です。研修の中でも、アンガーマネジメントテクニックとコミュニケーションを組み合わせてお伝えする内容が、今とても人気です。興味のある方はぜひ一度、お問い合わせください。一緒に「伝え上手」を目指していきましょう。