知識を深め、離職を防ぐ。新入社員フォロー研修の意義

こんにちは。四国、愛媛の研修講師、オフィス・カラーの水谷紀子です

メールでのやり取りが多い昨今。しっかり基本を学びます

愛媛県今治市内で、新入社員フォロー研修を行いました。入社前そして入社後に研修を行い、今回で会うのが3回目。半年間、様々な経験を積んだみなさんと再会を喜びながら、しっかり基本を思い起こすと同時に新たな知識を学びました。

今回の研修は2日間。1日目は社内研修、2日目に私が登壇です。
私のパートは今まで学んだ基本を元に、言葉遣いの応用や、メールのマナー、日常で役立つ教養などを一緒に考える時間です。入ったばかりの時とは少し違い、内容もレベルアップしているのでしっかり考えていただきながら進めます。

フォロー研修の意味

フォロー研修の意味って何なのか?そう考えた時、私は知識の習得と同時に大切なことがあると思うのです。それは
✽入社当時を思い返して初心に戻る新鮮さ
✽同期との交流
✽人事担当者とのふれあい

・・・言わば、里帰りです。
もちろん遊びではないのでしっかり学びを深めることが第一ですが、今の自分を見直し、また新たな気持ちで持ち場に戻ることができるフォロー研修は、外部・内部講師に関わらず、どのような形であっても行うことをオススメしています。また人事担当の目線からも、現状を確認し、現場と連携して見守っていることを伝えることが出来る時間となり、若手職員の離職を防ぐ役割もあります。

今回集まったみなさんも、毎日忙しい日々の中、コロナウイルスの影響で同期で集まることも出来ていませんでしたが、研修をきっかけにようやく叶った再会と近況報告に気持ちが満たされたようでした。

今の業務に関係のないことも知っておくだけでプラスになる

今回の研修では、実はこっそり新入生の上司や先輩から「いつもこんな部分が助かっている」という内容を事前に聞き取りをして臨んだのです。
研修途中「実は、上司たちから話を聞いています」と私が言うと「え~っ」という顔(少し嫌そう)にするみなさん。きっと「自分には良いメッセージはない」そう思っていたのでしょう。

しかし実際は「明るい挨拶に助かっている」「自分も頑張ろうと思える」「新入生がきっかけでマニュアルを作成できた」等、プラスメッセージをたくさんいただいたのです。もちろん「やらせ」ではありません。こうした言葉が伝えられるのも、フォロー研修ならではです。

もしかしたら迷惑をかけているもしれない・・・今はそんな気持ちかもしれませんが、みんな応援して見守っている・・・そう伝えることができた1日でした。これからも自分に自信を持って学んだことを胸に日々、自分に出来ることを精一杯取り組んでいただきたいです。