「いつも私ばっかり」と思った時は、考え方を変えてみる

こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です

アンガーマネジメント研修を行うと、講座終了後に時々相談を受けます。どのような内容かというと「私は相手のことを思ってしているのに、迷惑そうにされる。それがモヤモヤする」・・・というような内容です。
実は私も昔は同じようなもやもやを抱えていました。

「忙しそうだから手伝ったのに、ありがとうの言葉もない」
「いつも懇親会の幹事は私ばかり。たまには誰かがするか、せめていつもごめんねの一言くらいあっても良いんじゃないの?」
・・・と。

でも、人に「ありがとうって言ってよ」「ごめんねくらい言いなよ」と催促はしにくいし。そもそも感謝は求めるものではない。私って性格が悪いのかも・・・と自分のことが嫌になっていました。
しかし、アンガーマネジメントやアンコンシャスバイアス等、自分に向き合う学びを深めた結果、今は考え方を変えられるようになりました。

「あなたのために」ではなく「自分」を主役にしてみる

考え方を変える、というのは「誰かの為」ではなく、自分を主語にすること。
もしそれが「お願いされたこと」や「絶対あなたがしなければならないこと」でないならば、自分が手伝いたいから手伝う。もっと言えば手伝いたくなければ「手伝って」と言われるまで手伝わなくても良いのです。懇親会の幹事も、自分がしようと決めたらありがとうがなくても何も思わない。自分がしたいからするのです。

私が良かれと思ってしていることは、もしかしたら相手は「恩着せがましい」と迷惑になっているかもしれないし、相手の成長を奪っているかもしれない。
「あなたのために」ではなく「自分がしたいか?」を基準にするとすごく楽になりました。


何かをする時、今でも「あ~ぁ、これくらいしてくれたらいいのに」と思うことはたくさんありますが、そんな時は「でもこれって私がするって決めたからまぁいいか」と切り替えられるようになってきました。併せて「なんで私ばっかり」と思ったときには、思い切ってやめてみます。やめるのも勇気だと私は思っているから。

何事も自分の考え方ひとつ。自分が納得した選択ができるよう日々トレーニングを重ねていこうと思います。