【新入社員研修】お茶出しレッスン:簡単な仕事こそ一生懸命取り組むことで、差が出ることを学ぶ!

こんにちは。四国、愛媛の研修講師、オフィス・カラーの水谷紀子です

温かなものは温かく、冷たいものは冷たく・・・
お茶出しは「思いやり」の心がダイレクトに伝わる
素敵なお仕事です。

愛媛県内の会社で、新入社員たちに向けて「お茶の出し方研修」を行いました。7時間、お茶のおもてなしに関してじっくり学びます。

実は最初、依頼を受けた時「えっ、お茶出しで7時間ですか?3時間ほどで大丈夫だと思いますよ」と思わず、講師としてあるまじき発言をしてしまった私。

しかし「もてなすためにお茶を出す」をトータルで考え、実際に研修を行うと
■ 日本茶・冷茶・コーヒー・アイスコーヒーの種類別の出し方 
■ 席の配置による順序 
■ 少人数の時と大人数の時

をはじめ、入れ方も含めると学びはたくさんでした。

ところで、このブログを読んでくださっているみなさんは「お茶出し」に関してどのようなイメージを持っていますか?
●女性の仕事? ●誰でも出来る仕事? ●雑用? ●大切な仕事?
実は私がまだ金融機関に勤めている時、後輩の女性から「お茶出しは雑用」と言われ、残念な思いをしたことがあります。

お茶出しは雑用か?

今回講座をスタートした時に、お茶出しのイメージについて新入社員たちに尋ねると

「リラックスしてもらえるから大切な仕事」
「会社のイメージを上げる仕事」
「大事なお客様と対するおもてなしだから大切な仕事」

・・等の意見がたくさん出て嬉しい気持ちになりました。

お茶出しは「雑用」などと言う人もいますがそんなことはありません。お茶を出す相手は会社では大きな取引のお客様です。出すだけの簡単な仕事と思われるかもしれませんが、簡単な仕事こそ一生懸命取り組むことで、ものすごく差が出ると私は思います。

1日しっかり、「美味しい」お茶の入れ方・丁寧な出し方・低い所への出し方・書類が机に散らばっている時の出し方・サイドテーブルがある時とない時の出し方・・・様々な出し方をたくさん練習し、最後には新入社員全員が完璧な姿勢で、美しく、美味しいお茶を出せるようになりました。不思議と「失礼します」の声も大きくなり、最後にお客様役を務めてくださった研修ご担当者さまからも大きな拍手と笑顔が送られました。

研修の次の日からは早速、お茶をお出しする機会がたくさんあるそうです。今はペットボトルが中心ではありますが、コロナが収束し「明日からフタ付きお茶で」という流れになったとしてもこれで大丈夫ですね。
お客さまに美味しいお茶をおもてなしし、愛される新入社員になっていただきたいです。