新入社員フォロー研修で、自分を誇れる社員を育てる
こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です
新入社員フォロー研修を行いました。
今回伺ったお客様の会社では、入社前から計画的に研修を行い、少しずつマナー、コミュニケーションを身につけていく教育プログラムを立てています。長い目で社員を育てる教育方法で、新入生の成長度合いが目に見えてわかりますし、目標管理の大切さも、研修を通して伝えることが出来る。以前は企業内研修講師をしていた私から見て、とても羨ましい教育制度です。
前回、マナーの基本を学んだので、今回からはマナーの応用からスタートしました。入社3ヶ月経っての疑問や質問を解決しながら、より、ステップアップを図っていきます。
今回は、
◆相手に上手に伝わる声の出し方
◆基本的な応対用語
◆電話応対の応用
◆名刺交換
という実践プログラムで行いました。
名刺交換は必要ですか?
最近「名刺交換」はしなくても・・・という会社も多いと聞きますが、オンライン名刺交換が今は主流とは言え、基本は抑えておいて損はないと私自身は感じています。というのも、名刺交換は、マナーの本を見ると載っていますが、それは一般的な「キレイな名刺交換」だからです。
例えば、同時交換は「同時に、相手の名刺ケースに自分の名刺をスライドして載せる」のが本に載っているマナーです。しかし、実際は本の通りに行くパターンはまれです。
先に相手が両手で名刺を出してきたらどうするのか?
相手が大人数だったら、どのように名刺を交換するのがスムーズなのか。
頂いた名刺は、机のどの位置に置くのがベストか、理由は?
など、しっかり、応用と理由を結びつけて自分のものにしていきます。
相手と同じ土俵に立つための基本がマナー
また、研修を行うと、ボソボソと聞こえてくる(心の)声もあります。
「普段はあまりこんな丁寧な言葉使わないかも・・・」
たしかに、最近は上司と部下の関係もフランクに変化していますが、だからといって「使えるけど使わない」のと「使えないから使わない」のとでは大きな違いです。
今は新入社員の立場で許されることも、数年後には「知らなかった」では済まないことも出てきます。年齢が上がるにつれ、対外的な大きな仕事を任された時、「自分の世間知らずが原因で相手と同じ土俵に立てない」ということになれば、組織全体の大きな損失になります。マナーは自分を守るヨロイのようなもの。自分自身がしっかり強くして、対等の立場でモノが言える土台を作って欲しいと思います。
新型コロナウイルスで、今年は集まる機会がいつもより少なかったみなさんの顔が、楽しそうに変化するのがわかり、とても嬉しかったです。
次回は秋に開催。
コロナウイルスが少し落ち着いていたら、次回の研修は会社全体を巻き込んで、上司や先輩にも少し協力を仰いだ内容を計画しています。それまでは、ご担当者さまを通して、しっかりフォローを心がけていきたいです。