全社一斉のハラスメント研修で働きやすい職場を作る!

こんにちは。四国、愛媛の研修講師、オフィス・カラーの水谷紀子です

若手社員を対象としたハラスメント研修でした。
お客さまの会社では、既に役員・管理職全員が「ハラスメント研修」を受け終わり、「同じ研修を若手にも」ということで、内容を若手社員向けに変更して、現在研修を行っています。

みなさんはハラスメント研修の対象者、と聞くと、どのような想像をしますか?
私の周囲では「管理職向け」と思い込む方が多いのですが、私は年代は関係ないし、逆に新入社員から管理職まで、全社一斉のハラスメント研修が必要だと感じています。
それには理由があります。

全社一斉のハラスメント研修がもたらす効果
ハラスメント研修。 コンプライアンスの基本からしっかり学びます。

パワハラ防止法が施工され、同時に、ちょっとした出来事があると、なんでも「それ、ハラスメントですよ」と言う言葉が、以前よりも多く使われるようになったとか。
だけど、それって「本当にハラスメントの意味を理解しているのかな?」と思う時があるのです。

意味を知らずに「なんとなく聞いたから」「なんとなくテレビで言っていたから」という理由で口にすることほど、恐ろしいことはありません。

例えば、若手社員にとって、上司が自分の成長を思って注意してくれたことに対して「ハラスメントだ!」と口にすることで、成長のチャンスを自分から無くしてしまう可能性があります。
また管理職は、せっかく相手のことを思って伝えた事が、伝え方によっては「ハラスメント」と思われてしまう可能性がありますし、ハラスメントの本当の意味を知らないから自分の行動に自信がもてなくなってしまう・・・。

なので、新入社員から管理職まで意識を一緒に統一することで
「厳しく言っているけれど、これは指導なのだ」と部下は理解し、上司も「相手に伝わるような」注意の仕方で、冷静に指導ができるようになります。

ハラスメント研修は辛いもの?
ワークもしっかりチェック。 質問にその場で答えていきます。

みなさんは、ハラスメント研修、と聞くとどのような研修を思い浮かべるでしょうか?おそらく、暗い・固い・眠い・しんどい・・・というあまり楽しくない内容が頭に浮かぶかもしれません。確かに内容は重いですよね。

でも、内容が厳しい内容だからこそ、ワークで考えて自分自身の中にしっかり落とし込む。
ほかの人の意見を取り入れて「こんな考えもある」と自分の考えを広げる。

ということを心がけています。

実際にハラスメントが起こってしまうと、会社は大変!本当はしなくてよい作業が増えるし、雰囲気も暗くなります。だからこそ、具体例をともに考えながら、自分ごととして捉え、楽しむことで、実践につながることが大切なのです。

みっちりですが、楽しく学ぶので、時間があっという間です。

実は今回の研修。本当は4月に開催される予定だったのですが、コロナウイルスの影響で、7月に延期になり、ようやく開催されました。
ハラスメント研修は、オンラインでも開催可能ですし、それをご提案しましたが、お客様が「いや、やっぱり和気あいあいで研修したいし、水谷先生の小芝居がまた面白いんだよね」・・と、言ってくださいました。
ありがとうございます。

研修の中では、実際に私がモデルになり「これがパワハラ」「これはモラハラ」「良かれと思ってしたこの行動もセクハラ」と、具体例をいろいろ示してみせるのですが、自分で言うのも恥ずかしいけれど、これが好評をいただいています。

次回は今月末。
また違ったメンバーと意識統一を図り、ハラスメントとは縁遠い、さらに素敵な職場を目指していこうと思います。