メンバー全員で一斉にハラスメント研修を受けることで生まれる「メリット」とは

こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です

愛媛県西条市内で、ハラスメント研修でした。製造に関わる事業所のみなさまが時間を調整し、事業所メンバー12名全員で研修を受けてくださいました。

同じ内容を学ぶことの大切さ
ハラスメント研修。最初は聞く時間が長いですが、後半はワークが多いです。

私のお客様の研修スタイルはそれぞれ。まず役員を皮切りに、管理職⇒若手社員と順に研修を受けてくださることもあれば、今回のように、事業所メンバー全員で受講してくださるスタイルもあります。どちらにも共通するのが「同じ内容をみんなで共有する」ことです。それぞれにメリット・デメリットがありますので、出来る限りメリットに注目しながらお客さまに合ったスタイルをご提案しています。

同じ内容を役員から若手・新入社員まで?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。今回のように「知識」を共有する必要がある研修では「ハラスメントとは何か?」「どのような言動が組織やメンバーに影響を与えるか」という基本部分は全く同じ内容を学び、l基本を踏まえたうえでの「周囲との関わり」部分に関しては、それぞれの立場によって内容を変化させています。

交通ルールが全世代共通であるように、社内で「ハラスメント」に対する認識を統一しておくことで「研修で言ってたね」「これってハラスメント?」と私がいない時にでもお互い確認できる基準が生まれます。

一斉研修は「相手の立場」に想いを馳せることが出来る
実践することで、明日から役立つ「周囲との関わり」を学びます。

毎回、基本を学んだあとは、自分ならどう声をかけるか?どのような言葉を加えるか?など、「実践」を伴いながら学びを深めるのですが、この時間は「難しいなぁ・・・」と言いつつも、みなさんの目が楽しそうに輝きます。
■いつもの言葉に少し手を加えたり気持ちを組み込むことでより相手に伝わること
■表現を変えるだけで伝わり方はググッと変わること。

それらを自分の目や頭で感じていただけるからかもしれません。

今回は、同じ職場内全員一斉だったので「上司であれば」「部下であれば」と両方の立場から説明を加えながら研修を行いました。
上司の立場・部下の立場・・・それぞれありますが、逆に知っておくことで、上司は「部下の気持ち」を思い出すことも出来るし、部下は「上司もこういうことを気をつけているのだ」と未来の自分への予行演習が出来ます。
ワークの時には、上司Kさんが隣にいる部下に「オレ(上司)がいるから、言いたいこと書きにくい?」とこっそり聞いている姿も目にすることができ、一斉研修のメリットを感じることができました。

ぜひ明日から、今までの関わり方に少し言葉や気持ちをプラスして、今よりさらに働きやすい職場を作っていただけると嬉しいです。