【心理的安全性】安心なチームは、ただの仲良しじゃない

こんにちは。オフィス・カラーの水谷紀子です

昨年の秋に新講座としてご案内した「心理的安全性」の講座。この講座は、管理職やリーダー層向けの研修です。
今回、新しくリーダーとなるみなさまにむけて
■心理的安全性がある職場とない職場の未来
■心理的安全な職場づくりのためにリーダーとして取り組む5つ

を中心に研修を行いました。

心理的安全性ときくと、ただ単に「仲が良い」チームのことだと誤解を受けることが多いのが事実です。しかし「ただの仲良しグループ」と「心理的安全性が作られているチーム」は別物。
時に「プライベートでも出かけるし、良いチームだよね」とか「普段から仲良しだから良いチームよね」という声も耳にしますが、心理的安全性のあるチームとそれは違います。仲が良すぎたら本来であれば注意しなければならないことを「まぁこれくらい良いか」「関係が壊れるなら言わなくても・・・」などと避けてしまう場合があるのです。

仕事において目的を達成するためには伝えなければならないことも当然あります。そんな時に心理的安全性のある職場は、伝えるべきことは伝える、伝えられた方もそれを素直に受け止めることが出来るのです。

実際に、研修にご参加いただいたみなさんに「本当は伝えなければならないことを伝えられていると思うか」と問いをかけてみたところ「正直言いにくいなと思うこともある」という言葉もありました。

心理的安全な職場は自然に作られるものではありません。それを意識して作り上げていき、みんなが意識することで「心理的安全な職場」が形成されていきます。

研修の中では、心理的安全性についての理論を学び、同時に「今の自分たちがどのように意識をしたら良いか、5つの意識」をテーマに学びを深めました。特に押さえておきたいのは「失敗」についてです。

失敗という言葉は同じでも「自分の不注意で起こった失敗」と「チャレンジした結果の失敗」では関わり方も違ってきます。前者は防ぐことが可能ですが、後者は不確実性が高いため防ぐことは難しい。同時に、後者においては失敗した結果よりも「よくチャレンジしたね」とチャレンジを認めることも、今後にとって必要なことです。

それを含めて、リーダーとして心理的安全な職場を作るために必要なことを、ワークをしたり考えたり発表したりしながら進めていきました。

研修後、受講者からは「今まで何気なくしていた声掛けとか、なぜ必要なのか理由が分かった」などという声をいただきました。なぜ大切か、なぜ必要か、理由を知ることで意識が高まります。そんなリーダーの姿を見た後輩も「こういう声掛けや指導が出来る先輩や上司になろう」と自分の将来の姿を描くことも出来ます。

これからは多様性の時代。どんどん心理的安全な職場が求められてくるのを実感しました。私のお客さまが今まで以上にさらに働きやすくなるために、私も今の講座と併せてどんどん広めていきたいと思います。

オフィス・カラーは、全国どこへでも研修に伺います。オンラインでの研修も可能です。ぜひお気軽にお問い合わせをお待ちしています。